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「介護人材確保のポイント〜離職率を下げ、働き続けてもらうためのヒント」

介護事業所の人材確保は全国的な課題ですが、「辞めにくい」「定着しやすい」職場には、やはり共通する工夫があります。
社労士の視点から、上手くいっている事業所の特徴と、給与設計や外国人採用を含めた実践的なポイントをまとめます。

1 離職率が低い介護事業所の特徴
上手くいっている事業所では、
〇 明確なキャリアパスを示す
〇 小さな相談が言いやすい風土
〇 仕事を任せすぎずフォロー体制を取る
など「人間関係」「管理体制」に力を入れています。
また、採用活動でも「独自ルート」を持っているケースが多いです。
・ハローワーク任せにせず、学校訪問、地域の福祉関係者とのネットワーク
・卒業生紹介、従業員紹介制度の活用
求人票の書き方から、人材バンクや専門学校との関係づくりまで、地道な努力を続けています。

2.外国人材を有効活用している
人材不足を補う手段として、外国人技能実習生、特定技能などを導入するケースも増えています。
「上手くいっているところ」は、
〇 文化的背景の理解に時間をかける
〇 生活面の相談相手を確保
〇既存職員への周知・教育もセット
と、単に人手を「埋める」のではなく「戦力化」する工夫をしています。
外国人採用は、受け入れ前の準備と社内の巻き込みが鍵になります。

3.給与設計の工夫
離職率が低い事業所では、給与の特徴として
〇 月額給与は相場より高め
〇代わりに賞与は抑えめ
という設計が多いです。
理由はとても現実的です。
「生活費を月々で確実に払い切りたい」
「毎月の収支を安定させたい」
という従業員のニーズを正面から捉えています。
賞与を期待するより、毎月きちんと貰いたい。
→ その心理に合わせて月額を上げる、手当を充実させる、というのはとても効果的です。

4. 社労士からの提案ポイント
〇 労務コスト管理だけでなく、支払いのタイミングを工夫する
〇外国人雇用時の手続き支援・生活支援体制を設計する
〇 採用経路の「自前化」を進める
〇定着率向上には現場の声を聴く仕組みを作る
採用難を「仕方ない」と諦めず、
・給与設計
・採用ルート
・職場コミュニケーション
を一体で見直すことが大切です。
介護事業所は地域を支える大切な社会インフラです。
「人材がいない」と嘆く前に、給与設計や採用ルート、受け入れ体制の見直しから始めませんか。
社労士として、各事業所の事情に合わせたプラン作りのお手伝いをしています。
お気軽にご相談ください。
 
2025年07月03日 20:51

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